こんばんは。ST工房です。
今回は、私が最近よく使っているSNスタンプと、その刻印を綺麗に打つ方法について。

以前の記事でも紹介しましたが、最近私がよく使っている刻印は、ブルガリアの「Sergey Neskromniy’s stamps」というメーカーが販売している刻印です。
日本では「SNスタンプ」という名前でLLツールさんが販売されていますね。
この刻印を使った動画をSNSに頻繁に投稿しているので、
「その刻印はどこで買えますか?」
という質問をかなりたくさん頂きます。
今のところ、日本国内でSNスタンプを取り扱っているお店としては、私が知る限り LLツールさん のみ。
ただ、実は Etsyでも購入できます。

価格については商品や送料、為替によって変わると思いますが、私が見た範囲では、LLツールさんで購入するよりも 2〜3割ほど安く購入できるようです。
もちろん、国内ショップで購入できる安心感は大きいと思います。
ただ、少しでも安くSNスタンプを手に入れたい方や、海外ショップでの購入に抵抗がない方は、Etsyもチェックしてみる価値があります。
私自身も普段からEtsyをよく利用していますし、自分の作品や型紙もEtsyで販売しています。
Etsyでは、LLツールさんで取り扱っているものよりもSNスタンプの種類がかなり多く、刻印以外にもさまざまなレザークラフト工具が販売されています。
気になる方は、下のリンクから一度覗いてみてください。
SNスタンプのメーカー(Sergey氏)から連絡が来ました
ちなみに、個人的にすごく嬉しかったことがあります。
このSNスタンプを販売しているSergey氏からInstagramで連絡をいただきました。
「いつも動画で刻印を使ってくれてありがとう」
というようなメッセージをいただいて、正直めちゃくちゃ嬉しかったです。
自分が普段の制作で使っている道具のメーカーさんから直接連絡をもらえるなんて、なかなかない経験です。
最近は、Sergey氏とInstagramで共同投稿もしています。
このあたりのコラボの話については、また別の記事で詳しく書こうと思います。
刻印を綺麗に打つ方法
さて、ここからは刻印の打ち方について。

今まで、このブログで何度か綺麗に打つ方法を紹介してきましたが、SNSでも頻繁に
「どうやったら刻印を綺麗に打てますか?」
との質問を受けます。
結論から言うと、刻印を綺麗に打つためには、特別な技術があるというよりも、いくつかの大事な要素があります。
私が大事だと思っているのは、主にこの3つ。
・刻印そのものの精度
・打つための環境
・基準線と丁寧な打ち方
それぞれ少し詳しく書いていきますね。
刻印の精度で仕上がりは変わる

まず大前提として、使う刻印の精度はかなり大事。
例えば、日本製の比較的安価な刻印と、バリーキングのような1万円以上する刻印では、革に打ち込んだときの入り方が全く違います。

上記の画像は、以前のブログでも紹介した、Oka factoryさんの刻印とバリーキングの刻印を比較した画像。
詳しくはこちらのブログを参照してください👉oka factory(岡製作所)の工具類を買ってみた!刻印を中心にレビューします
もちろん、安い刻印がダメというわけではありません。
初心者の方が練習用として使うには十分ですし、私も最初はそういう刻印から始めました。
ただ、刻印のエッジの立ち方、模様の深さ、革への入り方、仕上がりの立体感は、高精度な刻印の方が出やすいです。
これは実際に使ってみるとかなり分かります。
特にバスケット刻印や、今回紹介しているSNスタンプのような模様がはっきり出る刻印では、刻印そのものの作りが仕上がりにかなり影響します。
刻印を綺麗に打つには環境が大事
次に大事なのが、刻印を打つ環境です。
正直、ここはかなり重要です。
一般的なテーブルの上で、木槌を使って刻印を打っても、なかなか綺麗には入りません。
刻印をしっかり入れるためには、硬くて安定した土台が必要不可欠。
私の場合は、5cmの御影石を机に埋め込んで、その上で刻印を打っています。

さらに、しっかりと力を伝えられるモウルも必要。

柔らかい机の上だったり、力が逃げるような環境だったりすると、刻印が綺麗に入らず、模様が浅くなり、ボヤっとした印象になります。
なので、刻印を綺麗に打ちたいなら、まずは道具だけではなく、作業環境を整えることが大事です。
基準線なしで綺麗に打つのはかなり難しい
次に大事なのが、基準線です。
バスケット刻印の打ち方については、昔から教則本やネットでもいろいろ紹介されています。
ただ、最近私が使っているようなスタンプの打ち方は、なかなか情報がありません。
でも、基本的な考え方はバスケット刻印と同じ。基準線を引くこと。
(下の画像は基準線を引いた革)

もちろん、ものすごく慣れている人なら基準線は不要かもしれません。
でも、私はすぐズレるので基準線は必須。
刻印の形や模様によって、
「どこを基準にするのか」
「どのラインに合わせればズレにくいのか」
を考えながら打っています。
特別なことをしているわけではありません。
ただ、刻印ごとに基準線の引き方を考えて、ズレないように丁寧に打っているだけ。
それでも刻印はズレます
とはいえ、実際には基準線を引いたとしても、刻印によってはズレることもしばしば。
最初は綺麗に打てていたのに、だんだん角度がズレてきて、最後の方でどうしようもないくらいズレてしまうことも。
下の画像のズレ、わかりますよね?こんなの日常茶飯事。

ズレがひどいときは、やり直すこともあります。
機械で打っているわけではないので、完全に均一にするのは困難。
でも、その微妙なズレも、手作業ならではの味なのかなとも思っています。
もちろん、販売する商品としてはできる限り綺麗に仕上げたいので、集中して丁寧に打つようにしています。
まとめ:刻印を綺麗に打つために必要なこと
私が考える、刻印を綺麗に打つために必要なことはシンプル。
環境。
丁寧さ。
慎重さ。
集中力。
これが答えだと思っています。
すごく地味ですが、結局ここに戻ってきます。
良い刻印を使うことも大事。
硬い土台やモウルなどの環境を整えることも大事。
基準線を引いて、ズレないように一つ一つ丁寧に打つことも大事。
どれか一つだけではなく、全部が揃って少しずつ綺麗に打てるようになっていくのかなと思います。
たくさん練習して、たくさん失敗して、上達していきましょう。
では今日はこの辺で👍




