こんばんは!
ST工房のYoshikiです。
いつもブログをご覧いただき、本当にありがとうございます。
今回はタイトルの通り、oka factory(岡製作所)さんの工具類を色々と購入してみましたので、実際に手に取ってみた感想をレビューしていきます。
購入したアイテムは以下の通りです(写真もぜひご覧ください!)
- 蠟引き糸(白・茶)
- フラワーセンター刻印 3種類
- バスケット刻印
- ボーダースタンプ
- ベベラ
- シーダー
- フレンチエッジャー
- 菱ギリ
- 万能打ち台
- 水性染料

たくさん購入しましたが、今回は私の専門でもあるレザーカービングの「刻印」を中心にレビューしていきたいと思います。
まずは縫い糸について少し
これまで、私はずっと中国のレザーツールメーカー「アミーローク」の糸を愛用してきました。

締まりが良くて、ステッチラインが美しく決まるお気に入りの糸だったのですが、最近はどこを探しても見つからなくなってしまいました。
海外サイトでは一部在庫を見かけましたが、やや不安もあり、購入は見送りました。
代わりに最近は下のリンクにある「ポリエステルボンド糸」を使っていて、これもカラーバリエーション豊富でコストパフォーマンスが良く、気に入って使っています。
そんな中、okafactoryさんでも糸が販売されていたので、今回試しに購入してみました。まだ作品には使っていないので、使用感は今後またレビューしたいと思います!

もしアミーロークの糸を販売しているショップをご存じの方がいらっしゃれば、ぜひ教えてください!
フラワーセンター刻印をレビュー!
さて、ここからが本題です。
まずはフラワーセンター刻印を見ていきます。

今回購入したフラワーセンターは3種類。そして比較対象として、私が普段愛用しているバリーキング製のフラワーセンターも並べてみました。
左がoka factoryさん、右がバリーキングですね。いかがでしょうか?

ちなみに、価格は
- okafactory:1本 約800円前後
- バリーキング:1本 約7,700円(ぱれっと価格)
なんと約10倍の価格差があります。
ですが実際に試し打ちしてみると……
「正直、大きな違いは感じませんでした」
もし、革に打刻されたこの印影だけを見て
「どちらがバリーキングで、どちらがokafactoryか?」
と聞かれても、私はすぐには判別できないと思います。
以前のブログで
「フラワーセンターやバスケット刻印は少し高くても海外製を選ぶ価値がある」
と書いたのですが、少なくともフラワーセンターに関してはokafactoryさんでも十分な精度があると感じました。
もちろん、まだ実際のカービング作品には使っていないので、使用した際にはまた追加レビューをアップします!
※ちなみに、私とokafactoryさんには何の関係もありません(笑)初めて購入して勝手にレビューしていますので、企業案件ではありません。ご安心ください!
ベベラ刻印のレビュー
次にベベラ刻印を比較してみます。
ベベラについては、以前のブログ(→「ベベラの持ち方・打ち方・種類の違いを徹底解説!」)でも少し触れましたが、今回はoka factoryさんのベベラと、私がいつも愛用しているバリーキングのベベラで比較してみたいと思います。
では早速、下の画像を見てください。

- 左:okafactoryさんのベベラ
- 右:バリーキングのベベラ
okafactoryさんのベベラは、刻印面が緩やか。SK刻印に近い印象です。
一方、バリーキングは相変わらず鋭角で繊細なラインがしっかり出ます。
横から見るとその角度の違いがよくわかります(写真参照)。

ただし、これは「どちらが優れている」という話ではありません。用途によって使い分けるのがベストだと思います。
- フィギュアカービングや大きめの図案のカービング → okafactoryのベベラも非常に使いやすい
- 繊細なシェリダンスタイル → バリーキング
という印象でした。
バスケット刻印のレビュー
最後はバスケット刻印です。
こちらは打刻してみると、はっきりと差が出ました。
左がoka factoryさん、右がバリーキング。


- okafactory:若干ぼやけた印象
- バリーキング:柄がクッキリ、鮮明に入る
でもですよ、価格差をしっかり見て頂きたいのですが、
- okafactory:約605円
- バリーキング:約12,000円(ぱれっとさん価格)
約20倍の価格差です。
それを踏まえたうえで言うと、私は
「初心者のうちはokafactoryさんのバスケットで十分」
だと思います。
多少ぼやけた印象になるとはいえ、作品全体のデザイン次第ではむしろ柔らかい雰囲気になり、これも一つの味になります。
では最後に、ボーダースタンプも打った画像です。
(すいません、撮影向きを間違えました。上がバリーキング、下がoka factoryさんです)


バーダースタンプに関しては、フラワーセンター同様「大きな差は感じない」です。
oka factoryさんのボーダースタンプも、柄がしっかり入っていて、バリーキングのバスケット刻印と組み合わせて使ってみても、全く問題ないんじゃないかと感じました。
余談:いつか欲しい「ビル・ウドルフ」の刻印
少し余談ですが、
私はいつかビル・ウドルフのバスケット刻印が欲しいと思っています。
かつては3万円ほどで販売されていましたが、すでにビル・ウドルフ氏は亡くなっており、今後新しく出回ることはありません。
もし中古で出回ったら、多少プレミア価格になっても、5万円前後なら…欲しいです(笑)
まあ、実際に購入するかは財布と相談ですが…(笑)
今回のまとめ
今回、okafactory(岡製作所)さんの工具類を色々と購入してレビューしてみました。
- 価格以上に品質は高い
- 特にフラワーセンター、ボーダースタンプは価格差以上のクオリティ
- バスケット刻印はやはり海外高級刻印に軍配(でも初心者ならokafactoryも十分使える!)
- ベベラは作品によって使い分けができそう
まだ実際の作品作りに使っていない道具もありますので、また使用したら次回レビューを書きたいと思います。お楽しみに!
ではまた次回のブログで!