こんばんは!
佐賀県嬉野市でアメリカンレザーカービング教室を運営しているYoshikiです。
前回の記事では100均アイテムを使ったラウンドファスナーの取り付けを簡単にする方法を紹介しました。今回はその続編として、100均アイテムで作れる”木型代用アイテム“の作り方を紹介します!
前回のブログをご覧になられていない方は、下のリンクをチェック!!
準備するもの
- 発砲スチロールカッター(100均一)
- カラーボード(100均一)
- 画用紙(100均一)
- CADがインストールされたパソコン
- 厚紙が印刷できるプリンター
「厚紙が印刷できるプリンター(型紙作り)にはA3対応プリンターが最強!」
レザークラフトの型紙を作るなら、A3対応のEP-982A3 が便利! 手差し給紙でA3画用紙にも印刷できる ので、CADで作った大きな型紙も一発で出力可能。A4プリンターのようにわざわざ厚紙に貼り合わせる手間がなく、作業効率もアップ! レザークラフトを本気でやるなら、A3プリンターは必須アイテムですよ!
「木型代用アイテム」の作成手順
赤枠で囲った形の木型を作りますので、CADでこの形の型紙を2枚作ります。
CADの使い方は以下のブログを参照してください!
完成した型紙がこちら。厚紙に印刷することで、カットすればすぐに型紙として使えますよ。
カットした型紙2枚に両面テープを貼り付け、100均で買ったカラーボードに貼り付けます。この時、カラーボードの表裏どちらにも型紙を貼り付ける必要があるのですが、完全にキレイに向かい合うように貼り付ける必要があります。
型紙に合わせて、発砲スチロールカッターで切り出します。
これで「木型代用アイテム」の完成です!めちゃくちゃ簡単じゃないですか??
「こんなので、綺麗にファスナーが貼れるのか?」って?
では、ざっくりですが、実際の作業工程を見ていきましょう!
ファスナーの取り付け工程をざっくり紹介
写真のように、ファスナーを取り付ける位置に事前にラインを引きます。このラインに沿ってファスナーを貼り付けていきます。
ボンドは、私はダイアボンドを使っています。ダイアボンドは 接着力が強く、しなやかに仕上がる ので、革同士の接着やファスナーの固定に最適。乾燥後も柔軟性があり、剥がれにくい のが特徴。レザークラフトの精度を上げるなら、私はダイアボンド一択だと思っています!
「木型代用アイテム」とインナーをクリップで固定!
ステップ①で引いたラインに合わせながら、ファスナーを貼り付けていきます。「木型代用アイテム」があることで、R部分も劇的に貼り付けやすくなりますよ!
でも、R部分のファスナーの貼り付けには、少しテクニックが必要になります。
Youtubeで「ファスナー R部分 菊寄せ」と検索すると、綺麗な貼り方の解説動画が何本か出てくるので、それを参考にしてみてください!
貼り付けラインに沿って、ファスナーを全て貼り付けます。貼り付け終わった画像がこちら。
「木型代用アイテム」のお陰でキレイに貼れました!
ファスナーの接着が完了したら、インナーとアウターを縫い付ければ、財布の完成です!
ファスナー、真っすぐに貼れていると思いませんか?
最後に
今回は、初心者向けに ファスナーの貼り付け方 について解説しました。ファスナーの取り付けはズレやすく、きれいに仕上げるのが難しいですが、今回紹介した 「木型代用アイテム」 を使えば、ある程度スムーズに作業ができます。
ただし、ラウンドファスナー長財布の製作工程は、ファスナーの貼り付け以外にも難しい工程が多く、初心者にはハードルが高いのも事実 です。特に型紙作りは、思考錯誤しながら自分の理想に近づけていく必要があります。また、型紙の構造によっては、この「木型代用アイテム」が使えない場合もある ので注意が必要です。
今後、ラウンドファスナー長財布の作り方についても詳しくブログで解説していく予定 なので、ぜひチェックしてください!
では、よいレザークラフトライフを♪
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