イタリアンレザーの魅力に迫る ~前編~

イタリアンレザーの魅力
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こんにちは!

佐賀県嬉野市でアメリカンレザーカービング教室を運営しているYoshikiです。

今回は、私がこだわりを持って製作しているアイテムに欠かせない存在、「イタリアンレザー」について。

その中でも特に愛用しているテンペスティ社の革についてお話しします。テンペスティ社の革は、しっかりとしたハリがありながらも、どこか温かみのある質感が特徴です。その発色の良さや独特の肌触りに、一度触れたら虜になること間違いありません。

特に今回は、テンペスティ社の革を使用して仕立てた財布をご紹介します。これから財布の製作を考えている方や、イタリアンレザーの魅力に触れたい方にとって、ぜひ参考にしていただきたい内容です。

目次

テンペスティ社とは?

テンペスティ社は、1946年に植物タンニンなめしの発祥地とも言われるイタリア・サンタクローチェ地区で創業しました。代々受け継がれてきた伝統的な鞣し製法により、革そのものが持つ自然な美しさを最大限に引き出しています。

また、1994年に設立された「イタリア植物タンニンなめし革協会」の発起人の一社でもあり、そのクオリティの高さはヨーロッパのハイブランドからも高い評価を受けています。

引用:イタリア・トスカーナの老舗タンナーTEMPESTI(テンペスティ)社の公式サイトより

https://tempesti-jp.com/

テンペスティ社の革の紹介(当教室で扱っている革のみ)

私が特に好んで使用しているテンペスティ社の革には以下があります。テンペスティ社には他にも様々な商品がありますので、気になる方は上記のテンペスティ社の公式サイトをチェック!

エルバマット
通常のレザーの約2倍のオイルを含んでいて、しっとりとした質感が特徴です。カラーバリエーションも多く、仕立てもしやすいので、当工房では大活躍の革です。

マイネ
パステルカラーを中心に全54色のカラーバリエーションがあり、あなた好みのカラーがきっと見つかるはずです!
エルバマットよりはオイルは控えめなので、仕立てはエルバマットよりこちらの方がしやすいかもしれません。

イビザ
エルバマットの吟面(表面)をバフィングした後、オイルをコーティングした革です。艶が美しく、財布などの小物にピッタリの革です。ハリがしっかりある革なので、仕立てはとてもしやすいですよ!

バベル
吟面(表面)を加工後ワックスを塗布し、まるで木綿のようなテクスチャーに仕上がっています。とても珍しい質感をしていて、テンペスティ社の革の中で、私が最も大好きな革です。
バベルは楽天やヤフーショッピングでは販売されていないようです。希少性が高いのでしょうか。バベルの質感が分かる写真を載せますね。

テンペスティ社の革の魅力

私がテンペスティ社を好んで使っている理由は、使い込むほどに深まる経年変化が大きな魅力です。特に植物タンニンなめしならではの革のエイジングは、持ち主との時間を刻むように美しく変化していきます。
さらに、以下の魅力もあると私は思っています!

高い耐久性
テンペスティ社の革は丈夫で長く使えるので、財布など毎日使うアイテムにもぴったりです。私の手帳カバーはエルバマットで作ったカバーですが、かれこれ5年は使い込んでいます。あと10年は余裕で使えそうなぐらい、丈夫です!

独自の発色
鮮やかで深みのあるカラーは、テンペスティ社の革ならでは。シンプルなデザインのアイテムも、この革を使うだけで一気に高級感が増します。

エイジングの楽しみ
時間が経つにつれ、革が持つ自然な艶や風合いが増し、持ち主の特別なアイテムに育っていきます。エイジングは本当に美しいので、自分用のアイテムを1つでもいいので作り、エイジングを体感してみてください!きっとハマりますよ!

商品紹介!(財布編)

では、私が過去にテンペスティ社の革で作ったアイテムを紹介いたします!
今回は「財布編」となります!では、どうぞ!!

エルバマット(黒)で作ったラウンドファスナー長財布

エルバマット(黒)で作った二つ折り長財布

エルバマット(茶)で作ったラウンドファスナー長財布

イビザ(リーフグリーン)で作ったコンパクト財布

いかがでしたでしょうか?
自分で作った商品ではありますが、とても魅力的な財布たちではないでしょうか!?

一応補足させて頂きますが、私は革の質にとても拘っておりますが、金具にも拘りがあります。先ほど紹介した財布たち、使っている金具は全て拘りの金具たちです。近々その金具たちについても情報も配信しますね!

価格について

テンペスティ社の革は、以前は比較的リーズナブルな価格で手に入れることができました。しかし、現在は円安の影響で数年前と比べて1.5倍ほど値上がりしており、購入のハードルがかなり上がっています。それでも私は、この魅力的な革を使い続けています。その質感やエイジング、発色の美しさは、価格以上の価値を持っていると感じているからです。

もし予算に余裕がある方は、ぜひ一度テンペスティ社の革を取り寄せてみてください。本物の革の魅力を存分に感じられるはずです。

まとめ

テンペスティ社の革は、その品質と魅力で世界中の人々を魅了し続けています。私自身も、この革に出会ったことで革製品作りに対する思いがさらに深まりました。次回のブログでは、このテンペスティ社の革を使った財布以外のアイテムをご紹介したいと思います!

それでは、良いレザークラフトライフを

当工房での教室に興味がある方、お申し込み等は、当ブログの「お問い合わせ」フォームからお願い致します。
お気軽にご連絡ください♪

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