こんばんは!ST工房です。
今回は、金運アップをテーマにした特別な4つボタンコインケースを作ってみました!


「金」「宝」「福」「億」という、縁起の良い漢字を手彫りでカービングしたコインケースです。
レザークラフトをやっていると、「カービングを習得するメリットって何?」と聞かれることがあります。
レザークラフトだけでは、どうしても表現に限界があります。
しかし、カービングを身につけると、その世界は一気に広がります。
唐草模様はもちろん、今回のような漢字や文字、オリジナルデザインまで表現することができます。単なる革小物を、個性とアート性を持った一点物に変えられるのが、カービングの魅力だと思っています。
今回のコインケースも、ただの4つボタンコインケースが、カービングによって“金運アイテム”に早変わりしました。
しかも、漢字カービングはシンプルですが技術が必要な為、練習に最適。この記事では、漢字カービングの工程や制作ポイントをご紹介します。
もし「完成品が欲しい!」という方は、BASEで販売中なのでぜひチェックしてみてください(リンクはこちら)。
カービング工程:まずはトレースから
まずは漢字を革に正確にトレースします。

今回使用したフォントは「有澤行書」。
私はいつもパソコンのExcelでフォントやサイズを調整し、プリントアウトして革に転写しています。
今回は、縁起物ということで、それに合うフォントを選びました。
大事なのは、作るアイテムに合わせてバランスの良いフォントを選ぶこと。
また、漢字は画数が多くなると、線が詰まりすぎて彫ることがかなり困難になってくるので、画数が多い漢字がある場合は、「教科書体」のような細い線のフォントがいいかもしれません。
スーベルナイフで正確にカット
トレースが終わったら、いよいよカットです。ここで使うのは極細ブレードのスーベルナイフ。

(画像が粗くてごめんなさい)
以前のブログでも書きましたが、私は幅の違うブレードを4本持っていますが、今回は最も細いブレードを使用。
【関連記事】
👉スーベルナイフの紹介と、フィニッシュカットで革が”えぐれる”原因&対策
漢字は細かい部分が多いので、細いブレードは大活躍します。
漢字カービングで重要なのは、カットの精度。
これは練習あるのみ!「図案どおりに切れない…」という人は、まずはひたすらカット練習をしましょう!
一応、今回私が使った極細のブレードの詳細を載せておきますね👇


ベベラで文字を浮き立たせる
カットが終わったら、ベベラを打ちます。
漢字カービングは、カットとベベラの2工程で完成します。
ただ、この2ステップが本当に神経を使うところ。
特に漢字のように込み入った細い線をきれいに表現するためには、シャープなベベラが必須。

鈍角なベベラでは困難です。
私はかなりシャープなバリーキングのベベラを使っていますが、これでも「ギリギリかな」と感じるレベル。
今後、シェリダンスタイルや漢字カービングを目指すなら、バリーキングのベベラは投資価値ありかもです(高いけど💦)。
このベベラの角度についても過去のブログで解説していますので、是非そちらもチェックしてみてください。
【関連記事】
👉ベベラの持ち方・打ち方・種類の違いを徹底解説!
👉oka factory(岡製作所)の工具類を買ってみた!刻印を中心にレビューします
今回は幅の狭いベベラが大活躍しました。



染色と仕上げ
彫り終わったら、染色です。
ここも神経を使う作業。はみ出さないように慎重に塗りますが、私の性格上ちょっと大胆に(笑)。
染料が漢字以外の部分にじまないよう、筆をしっかりコントロールしてくださいね!


その後は通常どおり、4つボタンを取り付け、コバ磨きをして完成です。
完成品の写真はこちら!




まとめ
今回は、漢字カービングで金運アップをテーマにしたコインケースを作ってみました。
Instagramでカービング風景を近日公開予定です!まだフォローしていない方は、ぜひチェックしてくださいね。
アメリカンカービングとはまた違った魅力があり、細かい線を彫る練習にもなります。
ぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね!
ではまた次のブログで!