こんばんは!
佐賀県嬉野市でアメリカンレザーカービング教室を運営しているYoshikiです。
今回は、私がカービングを始めた頃の作品をみなさんに紹介しながら、どのようにして今の技術を身につけたのかをお話ししたいと思います。
カービングを始めたのは15年前。当時は独学で、本を見ながらなんとなく彫り始めました。当時の私は
「これ、めっちゃ上手いやん!」
と自分に酔っていたのですが、今見ると笑っちゃうくらい下手なんですよね(笑)。では、その作品たちをぜひご覧ください!
独学時代の作品
まずは、教室に通う前に独学で彫った作品を紹介します。
どうでしょう?
今見ると、線がカクカク曲がっていたり、刻印の打ち方も適当だったり、仕上げ剤の塗り方もデタラメだったりと、荒さが目立ちますよね。でも、この頃の僕は「これで十分上手い!」と本気で思っていました。
しかし、次第に「あれ、これ全然ダメじゃない?」と思うようになり、もっと本格的に学びたいと思うようになったんです。
教室に通い始めてからの変化
そんなとき、本当にラッキーな事に、凄腕の師匠に巡り合うことができ、カービングの基礎を一から教えて頂けることに!片道一時間半かけて、毎週教室に通いました。
そして、教室に通い始めて最初に作った作品がこちら。
1回目の作品でも、独学時代に比べると明らかに出来栄えが違っているのが分かると思います。でも、まだまだ未熟で、先生の技術を必死に盗みながら練習していました。
そして、教室通い2回目の作品。
少しずつコツをつかみ始めて、カットのラインもスムーズになり、立体感も表現出来ていると思います。
でも、まだ線が浅かったり、カットラインに貧弱さがありますね。
教室通い1年後の作品
教室に通い始めて1年後くらいになると、ようやく「これ、なかなか良くない?」と思える作品ができるようになりました。 それがこちら。
この頃になると、カットのラインが滑らかになり、フィニッシュカットにも力強さを感じられるようになったきました。上達してくると、レザーカービングがますます楽しくなり、更にのめり込んでいきました。
現在の作品:15年の成果
そして、一気に15年後の作品になってしまいますが、こちらが今から半年前ぐらいに彫った作品です。
どうでしょう?15年で上手になったでしょ(笑)?
もちろん、今でも「もっと上手くなりたい!」と思っていますし、カービングは一生続けていくつもりです。
教室に通うことで得たもの
独学で始めた頃は、自分なりに「これで良い」と思っていましたが、教室に通って先生から直接指導を受けることで、技術が飛躍的に向上しました。
特に、以下の点が大きな学びでした。
- ・基本技術の徹底
-
線を滑らかにカットすることや刻印の正確な打ち方、立体感の出し方など、基礎を徹底的に教わりました。
- ・プロの視点を知る
-
自分では気づかない欠点を指摘してもらえることで、作品の完成度が上がりました。
- ・モチベーションの維持
-
教室の仲間と一緒に学ぶことで、モチベーションを高く保てました。
独学 vs 教室のメリット・デメリット
- 独学のメリット:自分のペースで進められる。費用が安い。
- 独学のデメリット:間違った方法で覚えると癖がついてしまう、技術の向上が遅い。
- 教室のメリット:正しい技術を学べる、上達が早い、仲間と切磋琢磨できる。
- 教室のデメリット:費用がかかる、通う時間が必要。
私は、教室に通って本当によかったと思っています。何より、私は凄腕の師匠に巡り合えたことが本当に幸運だったと思います。15年前に師匠に出会わなければ、今の私はきっとこんなブログもしていなかった事だと思います。
まとめ
レザーカービングは独学でも始められますが、やはりプロを目指すなら教室に通うことがプロへの近道ではないかと思います。私自身、教室に通ったことで確実に技術が向上しました。
これからカービングを始めたいと思っている方、今独学で頑張っている方は、ぜひ一度教室に通う、もしくはオンライン講座で基礎を学ぶことを検討してみてください!レザーカービングの本当の楽しさを感じて頂けると思います!
今後もこのブログではカービングの技術解説やノウハウ、工具の紹介などを配信していきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします!
それでは、良いレザークラフトライフを♪
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