こんばんは!
アメリカンレザーカービング教室の講師のYoshikiです。
今回は、レザーカービングを始めたばかりの方にも楽しんでいただける、「シェリダンスタイルとアリゾナスタイルの彫り比べ」をテーマにしたコースター作りをご紹介します。

「シェリダンとアリゾナって何が違うの?」
「初心者でも彫れるのかな?」
そんな疑問を持っている方、今回の動画は実際の彫り方の違いを体感できる内容になっています。さらに、今回は染色あり/染色なしで仕上げることで、色の有無による印象の違いも楽しめます!
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シェリダンスタイル vs アリゾナスタイルの違いとは?
この2つのスタイルについては、以前のブログでも解説しています。詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください👇
ざっくり言うと…
- シェリダンスタイル
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繊細なラインで構成され、サークルからサークルへ流れるようにデザインされるのが特徴。優雅で美しい仕上がりになります。
- アリゾナスタイル
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サークルに縛られず、自由な茎の流れの先に花が咲く構成。少し荒々しく、ワイルドでダイナミックな印象です。
最近の日本では、シェリダンスタイルを好むレザーカーバーが多い印象です。私自身も、繊細な表現ができるシェリダンの方が好みですし、オーダーが多いのはやっぱりシェリダンですね♪
染色あり vs 染色なし|どっちが好み?
今回の動画では、アリゾナスタイルの方を染色ありで、シェリダンスタイルの方を染色なしで仕上げました。

染色すると柄がしっかりと際立ち、立体感もグッと増します。一方、染色なしでも、革そのものの質感やカービングの技術がダイレクトに伝わってくるので、ナチュラル派にはたまらない仕上がりだと思います。
ちなみに、染色なしだとごまかしが効かない分、技術が問われます。逆に言えば、練習にはもってこいですね!
今回のコースターは、実はオーダー品でした
実はこの動画で制作したコースター、どちらもオーダー品としてご依頼いただいたものでした。
ちょうど別々の方から同じタイミングでご注文をいただいたので、「これは比較動画にできる!」と思い、同時に制作しました。
そのうちの一人は、お店を運営されている方で、「大事なお客様用に使いたい」とおっしゃってくださったんです。そんな特別な用途で使ってもらえるなんて、本当に光栄ですし、制作にも自然と気合が入りました!
仕立てはシンプルに。でも、縫えばもっと映える!
本来なら、革を貼り合わせているので外周を縫う必要があるのですが、今回はあえて縫わずに仕上げました。
でも、外周を縫うことで更に高級感が増します。もし余裕がある方は、手縫いバージョンにも挑戦してみてください!
糸の色を変えたり、菱目打ちの間隔を工夫するだけでも、雰囲気がガラッと変わりますよ♪
カービングなしのコースターもオススメ!
カービングにまだ自信がない方や、カラフルなレザーを楽しみたい方は、無地の革でカラフルなコースターを作るのもオススメです!
例えば、以下のようなハギレのレザーなんかを購入して、カラフルなコースターを作れば、かなり映えると思います!
さまざまな色のコースターがあれば、ホームパーティーやカフェ風インテリアにもぴったりですよ!
最後に
今回は、スタイルの違い × 染色の違いという組み合わせで、レザーカービングの奥深さを体験してもらえるよう工夫しました。
- 彫りの流れ
- 仕上げの雰囲気
- 表現の幅
こうした違いを、ぜひあなた自身の手で体感してもらえたら嬉しいです!
それでは、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
また次回のブログやYouTubeでお会いしましょう😊