こんにちは!
佐賀県嬉野市でアメリカンレザーカービング教室を運営しているYoshikiです!
今回はレザーカービングの失敗あるあるです。
レザーカービングを始めると、どうしても避けられないのが「失敗」。初心者だけでなく、経験を積んだ私でも時々やらかしてしまう失敗がたくさんあります。今回はその中でもよくある失敗を2つご紹介します。
失敗その①: ウェイトを放置して革がカビる
レザーカービングをする際、革が動かないようにウェイトを革の上に置くのは基本中の基本ですよね。
ただし、革が濡れた状態でウェイトを数時間放置すると、なんと革にカビが生えてしまうことがあります!その画像がこちら。分かりますか?この黒くなっている点々がカビです。
私も急な用事で作業を中断したり、疲れてそのまま寝てしまったりして、ウェイトを置きっぱなしにしてしまうことがありました。その結果、黒いカビが発生してしまい…これがもうどうにもならないんです。
カビが生えた革はその部分を使えなくなるので(そのまま気にせず仕立ててもいいと思いますが)、作業を中断する際に、しっかり片付けを行うという習慣づけを行うと同時に、ウェイトを長時間放置しないように気をつけましょう!
失敗その②: 力加減を間違えて革に穴が開く
刻印を打つときの力加減、これもカービングの成功を左右する重要なポイントです。でも、陰影をしっかり付けようとつい力を入れすぎてしまい、革に穴を開けてしまう…なんてこと、ありませんか?
私の場合、よく失敗するのはベンナーやフラワーセンターです。しっかり刻印を打ちたいと思って力強く叩きすぎた結果、革が破けてしまう…そんなことがありました。その画像がこちら。まずはベンナーですね。
次はフラワーセンターです。カービングする際、革の裏に伸び止めシートを貼るので、カービングが終わって伸び止めシートを剥がす時に破れている事に初めて気づきました。せっかく彫ってしまって、残りは染色だけだったのに、最初からやり直しです。数時間の作業が台無しでした。
この失敗の原因の一つが革の厚みです。初心者の方には2.0mm以上の革をおすすめしますが、私は作品によって1.3~1.5mmの革にもカービングをすることがあるので、厚みを考慮せずに作業してしまい失敗に繋がりました。
革の厚みに応じた力加減を意識することが大切です!薄い革にカービングする場合は、特に慎重に作業しましょう!
最後に
今回はレザーカービングでよくある失敗を2つご紹介しました。どちらも私が実際に体験した失敗なので、共感していただける方も多いのではないでしょうか?
今後も「失敗あるある」をシリーズ化して発信していきたいと思っています。皆さんの参考になれば嬉しいです!もし自分の失敗エピソードや質問があれば、ぜひお問い合わせから教えてくださいね。
それでは、次回の記事もお楽しみに!良いカービングライフを♪
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