こんばんは!
佐賀県嬉野市でアメリカンレザーカービング教室を運営しているYoshikiです。
今回は、レザーカービングの「ベンナー」について深掘りしていきます。
前回の記事で「ベンナーを使う際に穴が開いてしまう」という失敗例を紹介しましたが、それだけこの刻印は使用頻度が高く、カービングにおいて重要な役割を果たします。では、ベンナーの特徴や使い方、そして選び方を詳しく解説していきましょう!
ベンナーって何?
まずはベンナーの実物をどうぞ。
(今回も、使わせて頂いている画像はt,kanno氏のブログから拝借したものです。t,kanno氏、本当にありがとうございます。)
ベンナーは、レザーカービングの中で主に「葉脈」を表現するために使用する刻印です。リーフやアカンサスリーフ、スクロールといったデザインをカービングする際に使用する刻印となります。さらに、フラワーセンターの周囲でストップ効果を出すために使われることもあります。
下の画像は、フラワーセンターにベンナーを打っているところです。
他にも、線の縁に並べて打ち込むことで幾何学模様を作るなど、使い方次第で表現の幅が広がります!
ベンナーの種類
ベンナーにはいくつか種類があります。例えば、t,kanno氏調べによると、ベンナーは以下のように分けられるそうです。
- ライン&スカラップベイナー:山のあるデザインで、ラインが入っています。
- ラインベイナー:ラインはあるけれど、山はないもの。
- スムーズベイナー:線も山もなく、シンプルなデザイン。
こうやって見ると本当に色んな形のベンナーがありますね。どれを選ぶか迷うかもしれませんが、私個人としてはあまり細かい違いにこだわってません。一般的によく使われるデザインのベンナーを数本愛用しています。重要なのは、自分のカービングスタイルや好みに合ったものを選ぶこと。葉っぱの細部や模様を作る場所に応じて、ベンナーを使い分けていけばいいと思います!
楽天に私が愛用しているバリーキングのベンナーと、日本製のベンナーがありましたので、一応リンク先を載せますね!
ベンナーの選び方
ベンナーは多くのメーカーから様々なデザインが販売されています。どれが良いかなんて正直「その人の好み次第」です。
レザーカービングには「こうしなきゃいけない」なんて決まりはありません。自分のスタイルを大切にしつつ、気に入った模様のベンナーを使っていいと思います!例えば、リーフ用にはこのベンナー、ストップ効果には別のベンナー、といった具合に少しずつ揃えていきましょう!
ベンナーの打ち方
ベンナーの打ち方にはコツがあります。一定間隔で均等に打刻する方法もあれば、徐々に間隔を空けてグラデーションのように見せる方法もあります。使い方次第で作品の印象が大きく変わるので、練習して自分の打ち方を見つけてください!
私の教室では、このような「ベンナーの効果的な使い方」も細かく指導しています。特に、どの角度で打つのか、どのくらいの力加減が最適か、といった点まで学ぶことができます。詳しく学びたい方は、ぜひ当教室にお越しください!
ちなみに、教室は現在準備中となります。令和7年2月スタートを目指して準備しておりますので、お楽しみに!
最後に
ベンナーはレザーカービングにおいて非常に重要な刻印です。種類や選び方、打ち方次第で作品の完成度が大きく変わります。ですが、最も大切なのは「自分のスタイル」を見つけること。決まりに縛られることなく、自分らしい作品を作り上げていきましょう。
それでは、良いカービングライフを♪
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