こんにちは!
佐賀県嬉野市でアメリカンレザーカービング教室を運営しているYoshikiです。
前回に引き続き、今回も私が愛用している「テンペスティ社」の革の魅力についてお伝えしたいと思います!
テンペスティ社の革を使い始めた理由
私がテンペスティ社の革を使い始めたのには、実はちょっとしたストーリーがあります。
もともと私はエルバマットに興味があり、いつかは使ってみたいと思っていましたが、なかなか実際に購入する機会はありませんでした。
以前までは、当工房に注文が入った際に、色を指定された場合、国産のヌメ革に自分で染色をして仕立てていました。この方法にはメリットとデメリットがありました。
以降、革へ染色する際の、メリットとデメリットをお伝えしたいと思います。
染色する際のメリット・デメリット
自分で染色するメリット
- 自由な色表現: 染料を混ぜることで、様々な色を表現できる。
- お客様のニーズに対応: オリジナルの色を作り出すことで、注文に柔軟に応えられる。
- コスト効率: 染料は安価なので、色付きの革を何枚も購入するよりも予算的に効率的。
- 汎用性: 染色可能なヌメ革一枚で、多様な注文に対応可能。
- 楽しさ: 色を自分でつける工程そのものがクラフトとして楽しい。
デメリット
- 色の不確実性: 染料を混ぜる場合、理想通りの色にならないことが多い。
- 再現性の難しさ: 一度作った色を再現するのが難しい。
- 時間のかかる工程: 染色や乾燥に多くの時間が必要。
- 仕上がりへの影響: 乾かし方を間違えると革が曲がり、仕立てや仕上がりに悪影響を与える。
- 効率の低下: 仕立てに失敗した場合、最初から(染色から)やり直す必要があり、作業効率が大きく低下。
これらの理由から、私は染色にかかるデメリットの方が大きいと感じ、ある日を境に染色作業をやめることにしました。今は、下の画像のように、カービングした革の外周に染色するぐらいしかしていません。
このぐらいの面積の染色でも、作業時間に30分~1時間程度要します。
テンペスティ社との出会い
そんな折、近所に新しくオープンした革屋さんに足を運んだ際、テンペスティ社の革に出会いました。エルバマットやバベルを実際に手に取って触れた瞬間、その質感や発色に一目ぼれ。すぐに「これを使って製品を作りたい!」と思いました。
それ以来、財布やバッグ、小物など、テンペスティ社の革を使って様々なアイテムを製作し続けています。テンペスティ社の革は、しっかりとしたハリや美しい発色だけでなく、使い込むほどに味わいが深まり、他にはない独特の魅力を持っています!
商品紹介 (様々なアイテム編)
では、私が過去にテンペスティ社の革で作ったアイテムを紹介いたします!
前回は「イタリアンレザーの魅力に迫る~前編~」にて「財布」をご紹介しましたが、今回は財布以外の「様々なアイテム編」となります!では、どうぞ!!
バベル(グレー)で作った名刺入れ
バベル(キャメル)で作った手帳カバー
エルバマット(黒・赤)で作ったキーホルダー(マグネット埋め込み有)
エルバマット(黒)で作ったマウスパット
エルバマット(赤)で作ったシステム手帳
エルバマット(深緑)で作ったボディバッグ
革を買う前に注意したいこと
テンペスティ社の革に限らず、今までに扱ったことがない革を購入する場合は、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
ネットの画像で「この革いい!」と思って購入しても、実際に手元に届くと「イメージと違う」と感じることは少なくありません。テンペスティ社の革も例外ではなく、革の質自体は非常に良いのですが、自分の好みと完全に一致するかどうかは別問題です。
以下のような方法で、購入の失敗を防ぐことができるかもしれません。
・実物を確認する
近くにテンペスティ社の革を取り扱っている革屋さんがある場合は、実際に店舗に行って革を手に取って確認するのがベストです。
・サンプル帳を取り寄せる
ネットでサンプル帳を取り寄せ、色や質感を事前に確認してから選ぶと安心です。
・小さいサイズで試す
いきなり半裁を購入するのではなく、まずはA4サイズなど小さいサイズの革を購入して試してみるのがおすすめです。
まとめ
テンペスティ社の革は、その品質と魅力で世界中の人々を魅了し続けています。私自身も、この革に出会ったことで革製品作りに対する思いがさらに深まりました。
ぜひこの機会に、テンペスティ社の革が生み出す美しさや魅力を感じていただきたいと思います!
気になる商品やご質問があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください!あなたにぴったりのアイテムをお届けするお手伝いをさせていただきます。
では、よいレザークラフトライフを♪
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