こんばんは!
アメリカンレザーカービング教室の講師のYoshikiです。
今回は、いつもご注文をくださっている常連のお客様からのオーダー品「名入りボトルキープタグ」についてご紹介します。
今回のタグは、デザインを常連様ご本人が考案してくださり、それを私が革にカービングして仕上げたというスタイル。
私はただ彫っただけで、仕上がりが良かったのは完全にオーダー主様のセンスのおかげですね…!
YouTubeにも制作風景をアップしていますので、ぜひそちらもご覧ください。
カット工程:漢字の細かさに震える!
今回は「酒」「峰」「耕」「滑」という4つの漢字をカービングしました。 これがまあ…細かい!


「峰」や「耕」なんて、画数が多くてスーベルナイフの手元が震えました。
そんな時に役立ったのが、協進エルさんのシェリダンスタイル用の極細ブレード。 これ、細かい図案をカットする時に本当に使えるんですよね。買っておいて本当によかったです。
ベベラの使い分けが仕上がりを左右する
今回のカービングでは、3種類のベベラを使い分けながら打刻しました。 細かい部分には幅の狭いベベラ、直線的な部分には幅広のベベラ。 やっぱりベベラは何種類か持っておくと便利ですね。
私は現在、この4種類の幅の違うベベラを使っています。

今回は、一番左の幅広のベベラは使いませんでしたが、この4種類を持っていれば、どんな図案にも対応できると思います。
今回紹介しているベベラは、すべてバリーキング製のものを使っています。価格は正直高めですが、私はこのベベラを15年間ずっと愛用しています。今もまったく劣化せず、今後もずっと使い続けていくつもりです。
バリーキングのベベラは、打刻しやすさと打刻跡の美しさが一級品。実際の打刻の様子は動画でも確認できますが、非常にキレイなラインが表現できます。
「これから本気でカービングを続けたい」と考えている方には、値段は張りますが、長く使える一生モノの道具として、購入を検討してもいいアイテムかもしれません。
それから、以前革仲間からいただいた自作の刻印も活躍しました! これ、本当に繊細な刻印で、細かい部分を打刻する時にめちゃくちゃ重宝しています。
私にもこんな加工技術があればいいのですが…

染色も慎重に、丁寧に
カービングが終わったら、いよいよ染色です。


この染色工程、 滲ませないように慎重に丁寧に染料を入れないといけないので、かなり気を遣いました。
そして完成したのが、こちら! めちゃくちゃオシャレでしょ?


私はあまり飲みに行かないので使う機会は少ないんですが、 頻繁に飲みに行く方なら、自分用に作ってお店に置いておくのもアリだと思います!
漢字カービングは新鮮で楽しい!
普段はアメリカンカービングばかり彫っているので、 今回のように漢字を彫るのはすごく新鮮で、めちゃくちゃ楽しかったです!
お客様にも喜んでいただけたようで、ホッとしました。 やっぱりオーダー品って、特別な想いが込められているから、作る側としても気持ちが入りますね。
レザーカービングの可能性は無限大!
カービングって本当に奥深いです。 文字を彫る人、キャラクターや風景を彫る人、動物を彫る人…… 表現の仕方が無限にあるんですよね。
ちなみに、以前「ミャクミャク」を彫ったこともあるので、気になる方はそちらのブログもぜひ!
レザークラフト、始めてみませんか?
レザークラフトって、やってみると本当に面白いです! 当工房では教室も開講していますので、興味のある方はぜひ一度いらしてください。 カービングの楽しさ、革の魅力を全力でお伝えします!
また、このブログでは型紙を公開していますので、初心者の方でもアイテム作りにチャレンジしていただけます。 ぜひ型紙をダウンロードして、レザークラフトの楽しさを体験してみてください!
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ではでは、また次回のブログで!