こんばんは!
アメリカンレザーカービング教室の講師のYoshikiです。
今回は、ミニ財布シリーズ第4弾として制作した「小銭入れ付きマネークリップ」について、製作ポイントと使用した金具をご紹介します!

マネークリップといえば、札とカードだけを収納するシンプルで薄型の財布というイメージが強いですよね。特にサラリーマンなど、できるだけ荷物を減らしたい方には非常に人気のある財布です!
ただ、その反面「小銭をどうするか?」という課題が残ります。別で小銭入れを持っている人も多いですが、それすらも持ち歩きたくない方にとって、小銭入れ付きのマネークリップはまさに理想的な存在ではないでしょうか。
そんな声に応えるべく誕生したのが、今回の「ミニ財布Ver.4」こと、小銭入れ付きマネークリップです。
しかも、今回も型紙は無料公開中です! 🔗 型紙ダウンロードはこちら:型紙無料ダウンロード
自分で作ってみるもよし、プレゼントにしてもよし、販売してもOKです。ぜひ多くの方にこの作品を体験していただきたいです。
使用した革:テンペスティ社「エルバマット」
今回使用した革は、当ブログでも何度も登場しているイタリア・テンペスティ社の「エルバマット」。
この革はなんといっても、見た目の高級感が抜群。手触りも滑らかで、使えば使うほど味が出るのが魅力です。 詳しいエルバマットの魅力については、過去記事をご覧ください。
製作時の注意点:小銭入れの組み立て順
この財布、見た目はシンプルそうですが、実は製作時に少し注意が必要なんです。
特に小銭入れ部分は、組み立てる順番を間違えると仕立てられなくなってしまいます。 そのため、ぜひYouTubeの動画を見ながら、手順を確認しつつ進めてみてください!
使用した金具類について
YKKエクセラファスナー
ファスナーには、YKKの中でも高級ラインに位置づけられている「エクセラファスナー」を使用しています。
このファスナーの魅力は、なんといってもその滑らかさと光沢感。 エレメント一つ一つが丁寧に磨かれており、閉じ心地・開け心地ともに抜群ですよ!
見た目にも高級感があり、ワンランク上の仕上がりを演出できます。

マネークリップ金具(89mm)
今回使用したマネークリップ金具は、長さが89mmのタイプ。


実はマネークリップの金具は、いくつかのサイズ展開があり、型紙はこの89mmの金具に合わせて設計しています。 そのため、誤ってサイズ違いを購入してしまうと、合わなくなるので注意が必要です。
(金具は👇のリンクから購入できます)
仮止めピン
マネークリップ金具を縫い付ける際に大活躍したのが「仮止めピン」です。 これは、過去の動画でも何度か登場していますが、今回のマネークリップを取り付けるシーンでも大活躍したアイテムです。

この仮止めピン、ラウンドファスナー系の作品を作る際には、必須と言っていいほど便利です!ラウンドファスナーを取り付ける際の仮止めピンの使用法については、以下の動画をご参照ください!
ただし、この仮止めピン、直接革に挟むと跡がついてしまうことがあります。 そこで私がやっている工夫が「革のクッションをかませる」方法。これで革へキズや金具跡を付けることなく、仮止めピンを使うことができます!

革漉きについて
最後に一つ。
下の動画を見て頂くと分かりますが、カードポケット部分を薄く漉いているシーンがあります。
でも、革漉き機を持っていない方も多いと思いますので、無理に漉かなくても大丈夫です!
漉かなくても十分にコンパクトなマネークリップに仕上がりますので、ご安心を♪
最後に
このブログや動画をきっかけに、「レザークラフトって楽しい!」と思っていただけたら嬉しいです。
手作りの温かみや、自分だけのアイテムを作る楽しさは、既製品にはない魅力があります。 今後も初心者の方にも分かりやすく、楽しく作れるアイテムを発信していきますので、ぜひ今後の投稿もチェックしてみてくださいね!
では、また次のブログで!