こんにちは!
アメリカンレザーカービング教室の講師のYoshikiです。
今回は、レザークラフト初心者の方でも作れるトラッカーウォレットを作ってみました!
というのも、私のYouTubeチャンネルを見てくれている人の中には、「レザークラフト 財布 型紙」などのキーワードで検索して来てくれる方がすごく多いんです。
おそらく、そうやって検索してる方は、「これからレザークラフトを始めたい」と思ってる初心者さんが多いはず。
だったら、「初心者でも作りやすい財布を紹介したい!」と思って、今回このブログを書きました。
テーマは、少ない型紙で簡単に作れる“シンプルなトラッカーウォレット”
では早速、制作過程をご覧ください👇
ただ、動画では詳しく説明しきれなかった工夫したポイントを、このブログでじっくり紹介していきます!
工夫①:型紙はたった5枚だけ!
今回は「できるだけシンプルに作りたい」と思ったので、型紙はわずか5枚で作れるように設計しました。
しかも、角はあえて直角にしてます。
というのも、トラッカーウォレットって、たいてい角が丸くなってますよね?でもあれ、革包丁でカットするのがけっこう難しい…。
- 曲線がうまく切れない
- アールの大きさがズレて、パーツが合わなくなる
そんな経験、あるあるじゃないですか?(←私は何度もやらかしてます…笑)
だから今回は直角ベースのデザインにしました。直線なら初心者でもカットしやすいし、見た目もスッキリしてカッコいい!
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工夫②:ホックは真鍮製のバネホックを採用!
トラッカーウォレットといえば、ジャンパーホック。でも正直、
「固くて開け閉めしにくい‥」
って思いませんか?
私は個人的に「そこまでガッチリ閉めなくても良くない?」って思ってる派なので、今回はバネホックを使いました。
そして、バネホックの素材は真鍮製を使用しています。理由は
安いバネホックは、開け閉めを繰り返すと中に入っているバネがゆるくなる(ヘタる)ことが多く、財布より早く壊れる可能性が高いからです。
一方、真鍮製はバネもしっかり作られてるものが多く、長く使っても安定したパチッ感が得られますし、真鍮は錆びにくく、経年変化(エイジング)で味が出るのが魅力だからです。
バネホックを採用したことで、軽い力で開け閉めできてストレスフリー。しかも素材にはちゃんとこだわってるので、安っぽくならないのがポイントです!
もちろん、ジャンパーホック派の人もいると思うので、そこは好みで選んでくださいね。
工夫③:シンプルだけど、収納力はバッチリ!
今回のトラッカーウォレットは
- 札入れ:2か所
- 小銭入れ:1か所
- カードポケット:2か所(1か所にカード5枚は余裕で入ります)
これだけあれば、普段使いの財布としては十分すぎる機能性!初心者の方でも作りやすい構造なのに、しっかり財布として使える完成度を目指しました。
ホックの取り付けにプレス機「ALL-2000」を使ってみた
今回、バネホックの取り付けにはプレス機の「ALL-2000」を使いました。


このプレス機、金具の取り付けだけじゃなく、型抜きにも使える優れもの。ただし、お値段は約10万円…。正直、初心者のうちはなかなか手が出しにくいと思います。
私も最初は手打ちで金具を付けてました。でも、あるイベントで4つボタンのコインケースを100個作る必要があって、そのときに
「さすがに全部手打ちは無理!!」
ってなり、導入を決断しました。
大量生産するなら、このプレス機は本当に頼れる相棒になります。将来的に副業や販売を考えてる方にはオススメの道具です!
まとめ:初心者でも作れる本格ウォレット、ぜひ挑戦してみて!
今回紹介したトラッカーウォレットは、初心者の方でも安心して挑戦できる構造になっています。
カットしやすい形、扱いやすいホック、しっかり使える収納力。「初めての財布作り」にぴったりのアイテムです!
YouTubeでは制作工程を全部見せてるので、ぜひそちらもチェックしてください👇
🔗https://www.youtube.com/channel/UC2ffRf1bnryMsfDNgX0Wklw
もし、レザークラフトで分からないこと、疑問点などがあれば、「お問い合わせ」から気軽に聞いてくださいね。
それじゃあ、また次回のブログでお会いしましょう!