こんばんは!
アメリカンレザーカービング教室の講師のYoshikiです。
今回は、アリゾナスタイルのカービングを施したメディスンバッグをご紹介します。
メディスンバッグといえば、ネイティブ感のあるデザインが多いですが、今回はそこにアリゾナスタイルのカービングを加えることで、他ではあまり見かけない、個性的なアイテムに仕上げました。
今回は、貴重なアリゾナスタイルカービングの図案と、型紙も無料でダウンロードできるので、ぜひ最後までご覧ください!
バイカーにおすすめ!コンパクト&軽量デザイン
このメディスンバッグは、特にバイカーの方にもぜひおすすめしたいアイテムです!
サイズ感としては、長財布こそ入りませんが、二つ折りの財布・スマホ・たばこ程度なら十分に収納可能なコンパクト設計になっています。
そのぶん軽量で、ベルトに直接装着しても体への負担が少ないのが特徴です。ツーリング時など、手ぶらで移動したいときにもぴったりですね。


アリゾナスタイルの魅力とは?
今回採用したのは、アリゾナスタイルカービング。
シェリダンスタイルに比べて、アリゾナスタイルはラインが太く、重厚感があり、クラシカルで味のある印象に仕上がるのが特徴です。
ネット上で出回っているカービングアイテムはシェリダンスタイルが主流なので、アリゾナスタイルはあまり見かけないレアな存在。
そういった意味でも、他とは違う“ひと味違うアイテム”を作りたい方にはぴったりのアイテムかもしれません。

図案&型紙を無料配布中!
今回使用したアリゾナスタイルのカービング図案と型紙を無料で配布しています。
図案は初心者の方にも扱いやすい構成で、型紙も印刷してすぐ使えるように調整済みです!
カービング図案と型紙のダウンロードはこちら ➡ 型紙無料ダウンロード
製作時のポイントと、ちょっとした失敗談
蓋を固定する“コンチョの浮かせ技”
蓋の固定には、シカ革の紐をコンチョにくるっと巻きつけて留める仕様にしています。そのため、コンチョの足をあえて少し浮かせて取り付けるという、ちょっとした工夫をしています。

この技はとても簡単で、知っておくと便利なのですが、意外と知られていません。
その方法をご紹介したいと思います!
- ネジ式のコンチョを用意
- ネジの径よりほんの少し小さな穴をパンチで開けます(ここ重要)

- ネジをゆっくり回しながら差し込んでいくと…
- こんな感じでネジの先端だけが出た状態になります。

- この状態でコンチョを取り付けると…

こんな感じでコンチョの下にちょうど紐が通せるくらいの隙間ができ、オシャレで使いやすい留め具になります!
コンチョのサイズ選びでの失敗
実は・・・今回、ちょっとした失敗もありました。
カービング図案では直径20mmのコンチョを基準にデザインしていたのですが、どうしてもネット上で20mmサイズのコンチョが見つからず、妥協して直径16mmのコンチョを使用。
「4mmくらい大丈夫だろう」
と思ったのですが、取り付けてみると…やっぱりちょっと小さかった!
図案の丸枠に対して明らかにバランスが悪く、ちょっと残念な仕上がりになってしまいました。

ただ、この作品は教室のカリキュラム用のモデルとして作ったもので販売用ではないため、これはこれでOKです。
次回は必ず20mmのコンチョを見つけてリベンジします!
アレンジ次第でさらにオリジナルに!
紐部分には今回はシカ革(ディアスキン)を使用していますが、手に入りづらい場合はオイルレザーの牛革でも代用できます。
また、蓋の留め具をマグネット式に変更しても、スタイリッシュで便利な仕上がりになりますよ!
まとめ:世界にひとつのメディスンバッグを
アリゾナスタイルのカービングを施したメディスンバッグは、市販ではなかなか見かけない、個性と存在感のある一品です。
図案・型紙ともに無料でダウンロード可能ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
細かな失敗も含めて、ハンドメイドならではの楽しさを味わえるはずです。
あなたのオリジナルの一品、完成を楽しみにしています!
ではまた次回のブログで!